爛漫の桜花は淋し

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爛漫の桜花は淋し瞼閉じむ若き母の在わす

               自作です。

小学校一年の入学の日、母に手を引かれ満開の桜並木のトンネルを通った光景が甦ります。

大輪の椿も散り樹の周りは、赤い絨毯をひいたようです。

残花を生けました。

花器  瑠璃釉薬

    砥部在住女流オブジェ作家天野薫作