重陽の節句の花

 重陽節句は 旧暦九月九日

九は 陽数の極とする考え方から 九の陽数が重なる日を重陽と言う 

齢草の異名があるように 長寿を祝う花として愛でられる

菊の花に置く露は 更に不老延命の効き目があるとされ 前夜から 菊花に綿を被せ 翌朝 露に湿った綿で 体を拭う被綿の風習もある

重陽の花は 菊五色を置き花器に挿る

白菊3  黄菊2  赤小菊2  青色は葉で 黒色は水にて

五色とする 故に 水は季節に関わらず 水盤の11分目に水を注ぎ これを黒と数える

 花材  白菊3  黄菊2  赤小菊2

   花器  足付き水盤     小石原焼f:id:toyokoyasou:20210908194457j:image